ホーム > ソフトウェア > MS Binary 形式 ←→ IEEE 形式 変換

MS Binary 形式とは、N88NASIC 等、初期の Microsoft Basic の浮動小数点数のフォーマットです。Quick Basic や Visual Basic の浮動小数点数は IEEE 形式です。

Quick Basic にはランダムファイルに保存された MS Binary 形式のデータを IEEE 形式に変換する関数が用意されていますが、Visual Basic では用意されていません。そのため、浮動小数点データを含むランダムファイルを処理するプログラムを N88BASIC から Visual Basic に移行する作業は難しいものになってしまいます。

以下に提供するファイルは、浮動小数点数を MS Binary 形式 と IEEE 形式を相互に変換するコードを提供し、ランダムファイルの N88BASIC から Visual Basic への移行を助けます。

• MS2IEEEC.LZH (Visual Basic 用)

Visual Basic 4.0(３２ビット版)、5.0、6.0 で MS Binary形式の浮動小数点データと IEEE 形式の浮動小数点データを相互に変換するために、次のサブプロシージャと関数を用意しています。



(1) msbin2ieee_s プロシージャ	大きさが４のバイト型配列に保持された MS Binary 形式の単精度浮動小数点数を IEEE 形式に変換します。
(2) msbin2ieee_d プロシージャ	大きさが８のバイト型配列に保持された MS Binary 形式の倍精度浮動小数点数を IEEE 形式に変換します。
(3) CVS 関数	大きさが４のバイト型配列に保持された MS Binary 形式の単精度浮動小数点数を数値に変換します｡
(4) CVD 関数	大きさが８のバイト型配列に保持された MS Binary 形式の倍精度浮動小数点数を数値に変換します｡
(5) ieee2msbin_s プロシージャ	大きさが４のバイト型配列に保持された IEEE 形式の単精度浮動小数点数を MS Binary 形式に変換します。
(6) ieee2msbin_d プロシージャ	大きさが８のバイト型配列に保持された IEEE 形式の倍精度浮動小数点数を MS Binary 形式に変換します。
(7) MKS プロシージャ	単精度浮動小数点数の数値を大きさが４のバイト型配列に保持される MS Binary 形式の単精度浮動小数点数に変換します｡
(8) MKD プロシージャ	倍精度浮動小数点数の数値を大きさが８のバイト型配列に保持される MS Binary 形式の倍精度浮動小数点数に変換します｡

ms2ieeec.lzh をダウンロード(5KB)


変更履歴

• 2003.1.4 (MS2IEEEC.LZH)
  • MS2IEEE.BAS 中のコメントで Big Endian を Little Endian に修正。
• 2003.1.3 (MS2IEEEB.LZH)
  • msbin2ieee_d プロシージャで、負数を正しく変換しない不具合を修正。
  • CVS, CVD 関数で浮動小数点数の演算を使用しないように変更。
  • IEEE 形式から MS Binary 形式 へ変換するコードを追加。
• 1999.2.11 (MS2IEEE.LZH)
  • 初版




• IEEE_FPB.LZH (N88BASIC 用)

N88BASIC で MS Binary形式の浮動小数点データと IEEE 形式の浮動小数点データを相互に変換するために、次のサブルーチンを用意しています。


(1) 単精度浮動小数点数 → IEEE フォーマット変換 ルーチン
(2) 倍精度浮動小数点数 → IEEE フォーマット変換ルーチン
(3) 単精度 IEEE → MS Binary 形式変換ルーチン
(4) 倍精度 IEEE → MS Binary 形式変換ルーチン


ieee_fpb.lzh をダウンロード(3KB)


変更履歴

• 2003.1.3 (IEEE_FPB.LZH)
  • CVSIEEE 及び CVDIEEE で、負数でオーバーフローが発生したら正の最大値に変換される不具合を修正。
• 1999.2.12 (IEEE_FP.LZH)
  • 初版

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（最終更新日：2003年1月4日）