マイクとジェイクは、グレース食堂で重症のリューマチ患者を見かける。その患者はフォーリーといい、温泉に入るためにコロラド・スプリングスを訪れたのだった。マイクはフォーリーを温泉に案内する。いちおう、温泉の効き目はあるようだった。 ジェイクは、グレース食堂で彼になついた犬を自分の店に連れてきた。ジェイクの店に来たフォーリーは、その犬をみて、かつて自分がバーナビーという犬を飼っていたことを話す。

結局、温泉はリューマチに効かなかった。フォーリーは、ジェイクが犬に投げたボールを拾った。意外なことに、リューマチの痛みを感じずに、ボールを握ることができた。 ジェイクはマイクにフォーリーが犬とたわむれているところを見せる。フォーリーは、犬とたわむれている時、痛みが和らぐようだった。マイクは犬をフォーリーにあげるようジェイクに言うが、ジェイクは急に不機嫌になり、犬をフォーリーから引き離して、店の中に連れて行った。

フォーリーが列車でコロラド・スプリングスを発とうとしていた時、ジェイクが犬を連れてやってきて、フォーリーに犬を飼ってくれと頼む。フォーリーは喜んで、犬を連れていった。涙を拭くジェイク。

クソッ、煙いぜ

ハロウィーンのパーティーが始まった。マイクとサリーは、シンデレラと王子さまに扮し、かぼちゃの馬車で乗り付けた。 暗くなった墓場で、剣で幽霊を追い払おうとするブライアン。

ドロシーがマイクの家を訪ねてきて、ローレンのプロポーズを断るつもりだと言った。翌朝、ドロシーがローレンの店に行くと、彼が倒れていた。脳出血の発作だった。 マイクとドロシーの懸命の看病のかいあって、ローレンは昏睡から覚めた。しかし、言葉がうまく話せないようだった。ローレンに水を飲ませるブライアン。

ローレンはドロシーへのプロポーズを取り消した。 最初、マイクはサリーがダニエルのもとに行くのに反対したが、最後には許した。いよいよ、列車でサリーがネバダに出発する時、ローレンがドロシーとジェイクに伴われて見送りに来た。

コロラド・スプリングスが「通過点」にならないよう、ホテルやカジノが必要だとプレストンが言う。ロバート・Ｅに追手が来た。奴隷時代の主人を殺してしまった黒人を追っているのだ。身に覚えのあるロバート・Ｅは警戒する。 誕生パーティの企画を話し合っている時、今年は１人で山に登ってみたいのだとマイクは打ち明けた。いつかサム・リンゼス(第６２話「星は消え 星は生まれる」に登場)とした約束を果たしたいと。サリーや子供達も心配しつつ賛成した。 ドロシー、グレース、マイラも、女でも出来るという事を証明するため登山に同行する事にした。マイクはじめ女どもがいないうちにホテルの計画を進めたいプレストンやホレス達は嬉々として送り出し、早速町議会を開いた。サリーはマイクの代理で議会に参加しホテルに反対するが、多数決で決まってしまった。 登山一行は、マイラが川にはまって荷物を全て流してしまい、３人はすっかり意気消沈してもう帰ろうと言い出す。マイクは１人で頂上を目指すが、途中で足を滑らせて崖の下に落ちてしまう。

ドロシーらは、怪我をしたマイクを置いて登山を続けていた。途中、マスを釣り上げて一休みしている時、マイラは、かつては憧れていた人並みの生活で変になりそうと話す。 ジェイクは、約束通りパートナーにするよう、プレストンに詰め寄る。

床屋をやれっていうのか！
コロラドじゅうの床屋から出世頭だと羨まれる

ついにドロシーら３人は、パイクス山の頂上に立つ。 ローレンとジェイクはプレストンをよく思わなくなってきた。彼らと サリーは、プレストンがホテルを建てようとしている場所を町の史跡に指定して、ホテルを建てられないようにする。 ドロシーらは下山する途中で、マイクと落ち合い、全員無事に町に戻ってきた。

マイクの診療所で若妻ジニーが出産しようとしていた。しかし、赤ん坊は首にへその緒が巻きつき死産だった。ジニーも出血がひどく、夫のクレイトンは、妻が助かるよう必死に祈る。 ジニーは助かったが、サリーはジニーの死産にショックを受け、マイクを亡くしたくないからと、子供を持つことをあきらめようとする。ジェイクは、酒を飲みながら森の中を馬を連れてさまよい、クラウド・ダンシングの目の前で落馬して気を失う。クラウド・ダンシングは、ジェイクを手当てし、町へ連れてかえることにする。 マイクは、町に立ち寄ったバーナード医師に不妊の診察を受ける。

クラウド・ダンシングはジェイクを町に送り届けた後、ローレンの店で煙草を買おうとするが、ローレンは従兄弟の家に行って店は閉まっていた。その様子を見ていたジェイクは、ローレンの店の鍵を見つけ出し、店に入る。 居留地で催された感謝祭の食宴は大盛況だった。ジェイクは、ローレンの店から持ち出した煙草をクラウド・ダンシングに渡し、皆に勧められて居留地での食宴に加わる。途中、バーナード医師の診察を終えたマイクがやってきて、妊娠したことをサリーに告げる。 　　

ブライアンは赤いスカーフをセーラに贈った。フィーフィーが、そのスカーフに噛みつく。ちょうどそこを通りかかった級友のカイルはブライアンをからかう。ブライアンとカイルの喧嘩が始まり、マイクが駆けつける。 ブライアンとセーラは、ジョンソン牧師にクリスマスの礼拝で演奏するためにピアノを教わる。 痛みで苦しんでいるプレストンがマイクの診療所に担ぎ込まれてきた。診断の結果、プレストンは腎臓結石だった。マイクは、膀胱が石でふさがれると外科的処置が必要になると、プレストンを脅す。

セーラがピアノの練習に来ないので、ブライアンはフィーフィーを連れて森にセーラを探しに行き、道に迷ったカイルとセーラを見つけ出す。 ブライアンとセーラは無事に町まで戻ってきた。クリスマスの礼拝で、町民たちでキリスト生誕の劇をやる。二人でピアノを弾くブライアンとセーラ。

マイクは、膀胱が石でふさがれると外科的処置が必要になるとプレストンに説明する時、さりげなくドリルのような医療器具を彼に見せる。怯えた表情のプレストン。

ブライアンはアンソニーに自転車乗りを教えようとするが、途中でアンソニーはお腹が痛くなる。アンソニーは「僕が壊れているとわかったら、グレースさん置いてくれないもん」と言う。 ブライアンは、「花を摘んであげるといいよ。女の人は花が大好きなんだってさ」とアドバイスする。マシューは、ローレンやホレスに勧められて見合いをしたが、どの女性も気に入らなかった。そんな折り、マシューの家に若い女がやってきた。ハンクが寄こした女で、名前をエマといった。マシューはすぐに彼女を町に送り帰させる。

アンソニーの症状が重くなり、マイクは腫れている脾臓を切除する手術を行う。 アンソニーの手術が無事に終わった。ロバート・Ｅとグレースは、アンソニーを養子にすることにした。

町長のジェイクは選挙で保安官を決めることにした。投票の結果、マシューが保安官に選ばれた。 グレース食堂で、一人の男が代金を踏み倒そうとした。その場にいたマシューは、その男を取り押さえ、金を支払わせる。これが、マシューの保安官としての初仕事になった。 マシューは、郵便泥棒を警戒して見回り中のホレスを誤射してしまった。マシューは、コロラド・スプリングスの町では銃の携帯を禁止することを提案し、町議会もそれを承認する。

ハンクの店に強盗に入って捕まった男の兄のガンマンが、町にやってきた。ガンマンは、弟を連れ帰ろうとするが、マシューはガンマンの前に毅然と立ちはだかり、町の住民たちも取り囲んで、ガンマンを追い返す。

マシューはエマを、マイクの家での夕食に誘った。 マイクの家での夕食で、エマはハンクと契約していないことを話した。それは、エマが自分の意志で売春を続けていることを意味した。マイクはマシューに、エマとの交際は慎重にするよう忠告する。 マシューはハンクの店でエマに迫っていた男に手を放せと言った。エマはマシューに、これは自分の仕事だから踏み込まないでほしいと言う。仕事を続けたいと主張するエマに、マシューは「体を売ってもか」と言ってしまう。エマはマシューの頬を打つ。 マシューとエマは顔を合わせても知らんぷりをする。マイクはその様子を見て、一安心した。

マイラはプレストンの銀行で働くことにした。初出勤の朝、ホレスが花束を持って祝いに駆けつけた。 ハンクの店でエマにふられた客が銃をぶっぱなしており、ハンクも手が出せない状態だった。マシューはその客を取り押さえ、ブタ箱にぶちこんだ。 エマがマシューのところにやってきて、顔をふいてやる。その様子を複雑な表情で見守るマイクとサリー。

サリーは、ローレンにとうもろこしを引き取ってもらおうとして、交渉がまとまる。家庭用冷却ボックスを製造しようとしている会社に投資を求める男が、コロラド・スプリングスの町に滞在していた。男はプレストンの母校の後輩だと称し、プレストンだけに投資を求めようとした。しかし、うわさが広まり、ほとんどの町民がその会社に投資しようとした。 男は、１２％の出資者が死んだとプレストンに言い、その分の投資を持ち掛ける。プレストンは、まんまとその話に乗る。 家庭用冷却ボックスの試作品が届いた。しかし、その試作品はインチキな品だった。ローレン、ハンク、ジェイク、ドロシー、グレースらはくやしがるが、男とその相棒は列車で逃走した後だった。コリーンも学費のために投資していた。

デンバーの駅で、ジョンソン牧師が食べ物を喉につまらせたふりをして、逃走した男から、町民から騙しとった金をすり取る。マシューが電報でジョンソン牧師らに知らせていたのだった。ジョンソン牧師は、取り戻した金をコリーンや町民たちに渡す。クラウド・ダンシングらは、収穫したとうもろこしをローレンの店に届に来た。ローレンがずっと買い取ってもいいと言うと、クラウド・ダンシングは、値段の交渉をやり直すと言う。ローレンは、新しい値段を聞いて、「何だと！そりゃ法外だ！追いはぎ！どろぼう！」と叫ぶ。