マイクが自宅に戻ってきた。そこにローレンとジェイクが駆けつけてきて、保安官のダニエルが犯人の男を捕らえたと伝える。男は、妻が手術中に死んだことを恨んで、手術した医者を殺し、かたっぱしから医者を殺して回っていたお尋ね者だった。現在、その男はデンバーで裁判にかられており、今週中に絞首刑になる見込みだという。

マイクには発砲されたことのショックが心の傷として残っており、診療所にも行かず、自宅に閉じこもっていた。マイクは、男に発砲されたことの夢を見てうなされ、目が覚めた。 マイクは、診療を止めるとサリーに言う。サリーは、マイクは医者になるために見も知らぬ土地にやって来た、とっても強い人だと励ますが、マイクは、私はもうその人じゃないわと答える。

嵐の晩、マイクは窓際でケイティを風呂に入れていた。窓際から離れた直後、庭の樫の木に落雷し、折れた枝が窓を突き破って家の中に突っ込んできた。すんでのところで、二人は命を落としたかもしれなかった。次の日の朝、マイクは、いつ、どこに居ようと、家でも町でも診療所でも防ぎようのないことは起こる、それでも希望を持って生きるべきだとわかったと皆に話し、診療所に向かった。マイクが診療所で資料をみていると、誰かがドアをノックする。マイクがドアを開けてみると、ジェイクと、ジェイクにうっかり頬を切られたローレンが立っていた。「あんたがいなくて寂しかったよ」と言うローレン。

この回だけでは、マイク先生は立ち直れなおれず、次回以降に持ち越すだろうと思って見てましたが、ひょんなことであっさり立ち直ってしまい、拍子抜けしてしまいまいした (^^;

無関係の人物にいきなり発砲されるとは、アメリカは恐い国です。このドラマの製作者のインディアン問題や黒人問題に対するスタンスははっきりしていますが、銃器問題に対してはどういうスタンスか、よくわかりません。マシューが保安官だった時には、町民の銃の携帯を禁止しましたが、前回の「わが家への帰還」では、ダニエルに「責任ある行動をとる限り、町民は町中で銃を持つ権利がある」と言わせているし．． 視聴者と一緒に銃器問題を考えてみましょうというスタンスでしょうか？

コリンズはコリーンをピクニックに誘い、カンタベリー物語の本を贈った。コリーンの気持ちはコリンズに傾いていく様子だった。コリンズはマイク一家をホテルに招待しお茶をふるまう。コリンズは、父が引退したので今では自分で会社を経営していると言う。コリンズはコリーンにブレスレットを贈り、プロポーズした。しかし、コリーンは、アンドリューが一番自分のことをわかっていてくれ、気楽に何でも話せるが、パトリックだと混乱してしまうとマイクに話す。マシューがコリンズ社に問い合わせてみたら、コリンズは、父親から譲り受けた会社をつぶしてしまっていたことがわかった。

上院議員一行が行く道が、先月の大雨で流されていた。サリーは回り道がないかブライアンと手分けして調べることにした。だが、ブライアンについていった上院議員の息子オリバーが鹿を見かけ、鹿を追って行ってしまった。しかたなくブライアンもオリバーを追っていった。ブライアンは、馬から振り落とされて肩を脱臼しているオリバーを見つけた。ブライアンはオリバーの肩を入れ、高い場所に移ってキャンプする。

コリンズは診療所の前でコリーンを待ち伏せし、強引にコリーンにキスしようとする。コリーンはホテルにいるコリンズを訪ね、ブレスレットをコリンズに返し、もう、会いたくないと伝える。コリンズはコリーンを強引に引き止めようとし、それを止めさせようとするアンドリューを殴る。コリーンはアンドリューを抱きかかえホテル診療室に連れて行く。診療室で、アンドリューはコリーンを愛していると告白する。サリーと上院議員は、無事、ブライアンとオリバーを見つける。上院議員は、新しい相互理解の記念にと、自分とサリーや息子たちの記念写真を撮る。

モラレス先生はプレストンの銀行にローンの支払いに来たが、２週間後れで、しかも少し不足していた。そのことを知ったジェイクは学校にモラレス先生を訪ねて、結婚してローンを返す金を彼女に渡したいという。しかし、彼女はローンの支払いのために結婚はできませんと断る。ジェイクは、あらためてモラレス先生を訪ねてプロポーズし、心から愛しており、妻になってくれれば名誉だと思うと彼女に伝える。

グレースは仕事中も泥酔状態になっており、コーヒーをドロシーにこぼし、あげくは転倒しておでこを切ってしまった。ロバート・Ｅは、自分の力では彼女の酒を止めさせることができないとサリーに涙ながらに話す。グレースはロバート・Ｅと一緒にいると親子３人暮らしていることが思い出されて耐えられないので、出ていくという。ロバート・Ｅは、自分は馬屋に住むから家にいなさいとグレースに言う。

マイクが口外しないという約束を破っていると感ずいたローレンは、マイクに怒鳴り込む。マイクは、ローレンはマージョリーを思い出させるものから逃げ出そうとしていると言うが、ローレンは、逃げ出すとしても自分が決めたことだ、口を出すなと言い残して去る。マージョリーの墓の前で会ったマイクとローレンはばったりあい、マイクはローレンのことを大好きだったと話す。

恋人たちのダンスの晩、モラレス先生はジェイクのプロポーズを受け入れる。ローレンはマイクと一緒に踊り、店は売らないことにし、旅には出るが、自分たち二人が愛している人（マージョリー）のもとに戻ってくるとマイクに話す。

モラレス先生がジェイクのプロポーズを受諾して、見ているこちらも、やれやれと肩の荷が下りたような気がする。でも、８月２２日深夜放映予定の「波乱の結婚式」って、ジェイクとモラレス先生の結婚式のことだと思うんですが、どう波乱になるんでしょうね (^^;
今から楽しみ、いえ、心配です。

中国人らを快く思わないハンクは、夜、中国人たちのキャンプに油をまこうとするが、保安官のダニエルに捕まる。ジンヤンの祖父のウー老人が彼を抱いてマイクの診療所に駆け込んできた。ジンヤンは高熱を発していた。マイクは心音を聞こうと、ジンヤンの胸をはだけるが、何故か、ウー老人はそれを止める。ジンヤンは胸にサラシをまいていたので、マイクは鋏でサラシを切ろうとする。そしてマイクは気づいた。ジンヤンが女であることに。

ジンヤンはマラリアにかかっていたが、マイクの治療の甲斐あって回復した。ウー老人の薬はどれもマラリアに効かなかったのだ。ジンヤンの父親は彼女が生まれる数ヶ月前に死に、母親も出産で死んだ。女の子の孤児は、中国では価値がなく殺されることもあったので、ウー老人は、ジンヤンを男の子として育て、幼い頃から薬草の効能を教えていた。ある夜、中国人のキャンプで火事が起きた。マシューはハンクが放火したと睨むが、ハンクにはローレンらの証言でアリバイがあった。ローチェンという女の子が高熱を発した。やはりマラリアにかかっていたのだった。マイクは薬を女の子に飲ませようとするが、父親のゾウが飲ませるのを拒む。中国人の間では、女の医者は認められないのだった。業を煮やしたジンヤンは、自分も女だと皆の前で告白する。

ダニエルの仲介で、中国人らは仕事のある金鉱に向かうことになった。だが、ジンヤンとウー老人は、中国人たちから追放の身になっていた。ウー老人は、ジンヤンに本名がリーインという女の子の名前であることを教える。マシューとダニエルはハンクをデンバーに連れて行き、裁判を受けさせる。判事はハンクに放火未遂の罪で禁固６ヶ月の刑を宣告する。マシューは禁固刑よりも中国人らに損害賠償として罰金１００ドルを支払わせるよう判事に意見を述べる。判事はマシューの意見を取りいれた。ローチェンがジンヤンのテントに遊びに来た。母親のゾウ夫人がゾウに隠れてマイクの薬を飲ませ、元気になったのだった。いよいよ中国人たちが出発し始めた。ジンヤンは中国人に付いて行こうとするが、ゾウに追い払われそうになる。しかし、ゾウは逆にゾウ夫人らに説得され、ジンヤンとウー老人は一緒に行ってもいいことになった。それを見届けて安心するマイクとコリーン。

さて、ハイヒールはかかとをあげてヒップの形をよく見せるのが目的ですが、外反母趾の原因にもなるし、これは現代版「てん足」ではないかと思うんですけど．．

ジェイクはテレサに謝罪し、あらためてプロポーズする。テレサは受け入れて、ドンニャにも式に出てくれるよう頼む。だが、ドンニャは拒否する。ジェイクは再び町議会を招集して今度は賛成に回り、クラウド・ダンシングに保護資格を与える議決は成立した。ダニエル、マイク、サリーらは、クラウド・ダンシングを連行する兵士を追いかけ、彼を釈放させた。彼らが町に戻った時、ジェイクとテレサの結婚式が、ジョンソン神父とカルロスによって取り行なわれていた。

カトリックとプロテスタントって、どう違うの？

マーティンには、翼をつけたままバルコニーの手すりの上に鳥のようにとまったり、手をつかわずに口で直接パンを食べようとしたりする奇癖があった。が、マーティンは、チェスでマイクを負かしたり、風が強くなるか弱くなるかをピッタリ言い当てたりする能力も持っていた。マーティンはジェイクの床屋で髪を刈ってもらった。プレストンがマーティンの家族に電報を打った結果、精神病院から医師がマーティンを引き取りに来ることになった。マイクは、普通に人間らしくしていれば引き取られずにすむかもしれないとマーティンに話す。

その夜、マーティンは刈られた髪を回収しにジェイクの床屋に忍び込んだ。しかし、ジェイクに見つかってしまい、ダニエルはマーティンを留置場に拘束する。次の日、精神病院の医師が町に到着した。が、ダニエルは機転を利かせて留置場からマーティンを逃がす。マーティンとマイク、マシュー、ブライアンらが森で別れる時、マーティンは、バランスをとるために、飛行機の模型に枕カバーの切れ端を尻尾のように付けて、ブライアンに渡した。ブライアンが飛ばすと、それはどこまでも飛んでいった。

マシューがテレサのことをモラレス先生と言っていた。もうモラレス先生ではなくて、スリッカー先生のはずだ．．

最後のシーンで落ちることなく飛んで行った飛行機は、科学の宿題でテレサ先生に提出するんじゃなかったっけ？ ブライアンはちゃんと回収できたのかな？ 

ネッド・スプリンガーという小説家が、エクスナーとバーチ保安官を取材しに、コロラド・スプリングスの町にやって来た。夜、エクスナーが金貨を堀りに行ったとローレンがバーチ保安官とマイク、マシューに知らせにきた。学校の裏でエクスナーが何かを掘っているところにバーチ保安官が着いた。スプリンガーもその場所にいた。エクスナーが腰に手を回して発砲しようとしたので、バーチ保安官はエクスナーに発砲した。ところが、倒れたエクスナーを調べたら、彼は銃を持っていなかった。エクスナーはそのまま息絶えた。ダニエルは、丸腰の人間を撃ったバーチ保安官を逮捕する。判事と検事が町に来て、バーチ保安官を殺人罪で裁く法廷が開かれることになった。バーチ保安官は、弁護をマシューに依頼する。

バーチ保安官の弁護は難航した。有罪を認めたら絞首刑から終身刑に減刑すると言う判事に対し、バーチ保安官は、確かに銃を見たと、あくまでも正当防衛で無罪を主張する。マシューは、裁判官が弁護士を無能と認めたら上告できるとバーチ保安官に言うところまで追いつめられた。状況から、スプリンガーとエクスナーがグルで、エクスナーが倒れた直後に駆け寄ったスプリンガーが銃を取ったと考えられるが、マシューはそれを立証できなかった。また、エクスナーが自分が死んでもいいからバーチ保安官に復讐したと考えなければ、つじつまが合わなかった。マイクはエクスナーの死体を掘り起こして解剖し、彼が大動脈弁狭窄症にかかっていて、余命はわずかだったことを突き止めた。刑務所の医者も１年前に、余命が１年しかないことをエクスナーに伝えていたことがわかった。バーチ保安官は晴れて無罪となった。エクスナーと同じ房にいた男から金貨を埋めた場所を聞き出して、金貨も見つけることができた。

新婚ほやほやのテレサとジェイクが、今回も出てこなかったのが残念、というか大いに不満だ :-(

第３３話「町のサーカス」の最後の５分は、放送時間がずれて録画できず、マイクとサリーが空中ブランコをやるシーンを見損ないました。でも、マイクとサリーが空中ブランコのことを回想して、そのシーンを見ることが出来たのが嬉しかった。

ジム・バーンズがマイクの診療所を訪れた。近頃、左目の調子がよくないと言う。マイクが見たところ、目を打たれたせいで網膜が炎症を起こしていた。マイクは休養することを勧める。ジム・バーンズは目を打たせないから大丈夫と言う。グレースは殴り合いをするなんてどういうつもりなのとロバート・Ｅを責めるが、ロバート・Ｅは、もうグレースの意見など知ったことではないと答える。次の日の再試合で、ロバート・Ｅは再びジム・バーンズに勝った。ジム・バーンズは、夜の試合をロバート・Ｅに申し込んだ。ブライアンは、最初はボクシングに憧れていたが、実際の試合で人どうしが殴り合うのを見て、考えが変わった。

サリーはケイティをグレースに抱かせ、アンソニーに注がれたロバート・Ｅ夫妻の愛情はまだあるはずだから取り戻して欲しいとグレースに言う。３回目の試合でも、ロバート・Ｅは優勢だった。ロープ・ダウンしているジム・バーンズを際限なく殴り、サリーに止められる。フライド・ホーキンズはロバート・Ｅに一緒に興行しようと誘う。その話を聞いたグレースは反対する。グレースは、今までロバート・Ｅに冷たくしていたことを詫び、戻ってきて欲しいと頼む。しっかり抱き合うロバート・Ｅとグレース。

マイクは、自分がコリーンにしていることが、母親エリザベスが自分にしてきたことと同じだと気づき、コリーンに今すぐ結婚するよう勧める。ジョンソン神父の立ち会いのもと、コリーンとアンドリューの結婚式が取り行われた。式後のパーティで、ローレンは、こづかいを無くしたブライアンのために、コリーンに贈る銀の写真立てを、ある時払いで渡す。ジェイクはテレサのために新居を建てることにした。グレースはロバート・Ｅに、赤ちゃんが出来たことを告げる。ローレンはドロシーに新聞社を買うためのローンを組んだことを話す。そして、ドロシーにクラウド・ダンシングと一緒に踊ることを勧める。マシューはケイティを抱いて踊る。いつまでも踊り続ける町民たち。